恥を知れ!しかるのち死ね!

夜は短し歩けよ乙女を読みました。ちょっと、タイトルとリンクしてる部分が少ないようにも思えましたが、なんというかバズってた割に可もなく不可もない本だと感じました。結構、いつ面白くなるのかな、いつ面白くなるのかな、がずっと続いて、私は最後の数ページは好きだったんですけど、それにしたってちょっとパンチが足りないかな〜みたいな。多分、私が京都の大学に通っていたならもうちょっと面白かったのではなかろうかと思っています。バズってたのは京都の若者の影響なのではないかとすら思っています。あと、思ってたよりファンタジー要素があってびっくりしました。フィクションではあるけど現実でありえないようなことは起きない感じで進んでいくと思ってたので心底驚きました。鯉が空飛んだり、人間が宙に浮いたり。不可思議。うーん、やっぱり自分の目で確かめないとわからないことって多いですね。ここのところ買った小説2連続で当たりが出なかったのはちょっと残念ですな。。

あ、夜つながりでいえば、夜のピクニックはすごく好きでした。こちらの方が夜に歩いてました。いや別に夜に歩く本が好きなわけではないですけど。なんか、すごく大きな事件があるとかそういう感じではないけれど、高校生の微妙な感情というか、そういうのが嫌味なく表現されていて、どんどん読みたくなる本でした。あと個人的には、主人公たちが通っている高校が自分の通っている高校に似ているから話に入っていきやすかったです。これは今後も何回も読みたいなと思わされました。私は好き。

みなさんのおすすめの小説も聞いてみたいです。近代文学も好きです。