運転免許を取得した話

8/6から8/23にかけて、近所の教習所に通い、この夏の、ひいてはこの1年の大きな目標であった普通自動車の免許を取得しました。もちろんAT車で。MT車の免許持ってるのもかっこいいなと漠然と思っていましたが、日本車の9割以上がAT車なので早く取得できるこちらにしました。

合宿ではないものの、短期で取れるコースを選びました。こういう短期のコース通った方や免許合宿に行かれた方はだいたいそうだと思うのですが、1日目から車の運転席に乗り、所内を運転しました。私の家では両親はともに免許を持っていて、車に乗せてもらう機会も多くて、どういう操作をすれば車が動くかは知識としても経験としてもわかっているつもりでした。でも、いざ自分で運転席に座っておそるおそるブレーキペダルを離すと(はじめからアクセルを踏むなんて無理でした)、いわゆるクリープ現象で車が前進しはじめてめちゃくちゃ動揺しました。自分の右足一本の操作で巨大な鉄の塊が動いていると思うとすごく怖かったし不思議な気持ちになりました。そして何故かハンドル操作がめちゃめちゃに難しい。まっすぐ走れているのかわからず、ハンドルを思いっきり握りしめ、小刻みに動かしていました。こんなものを乗り回しているそのへんの人々のことを急に信じられなくなったし、運転なんか本当にできるようになるのか、かなり不安でした。アクセルなんか踏めるかバーカ、とも思いました。

でもまあ当然のことながら日数を減るにつれ運転には慣れていきました。それでも、車に乗る前はいつも恐怖に苛まれて、またあれに乗らなくちゃいけないのか(シンジみたい)、怖い、行きたくないと朝は結構ごねました。行くんですけど。行って車に乗ってしまえば、不思議と乗りたくない、無理、という気持ちは消えて、いつのまにかアクセルを踏めるようになって、右左折もできる、クランクもS字もいける、坂道発進も大丈夫だ、となって時間が来ればインストラクターの人におつかれさまと言われ、ありがとうございましたと返し、家に帰れるようになりました(学科がある日は学科も受けて帰りました)。でも家に着くとまたあの恐怖が襲ってきて、どうして私はあれに乗って上機嫌で運転していたのだろう、恐ろしいと思う日が続きました。特に仮免を取って路上教習になった時は酷かったです。国道26号線を走っていた自分を信じられない。高速教習だって本当にやったのか?と思うほどでした。

そういう恐怖と闘いつつも運良く(?)検定にも一発で合格して、免許証をいただいたわけなんですけれども、ここからが本番かなと思っています。当たり前ですけど、もう助手席に教官は乗っていないし、助手席にフットブレーキがあるわけではありません。教習車とはメーカーの違う家の車に乗ることには、なんだか教習の時よりもとてつもなく重い責任を感じてしまいます。先日一度助手席に母親を乗せて(余談ですが、母親は30年間無事故無違反のゴールド免許保持者です、ペーパーじゃなくてほぼ毎日車を運転していて、ですよ。すごい)運転する機会があったのですが、教習車と全然違うやんけ!怖!と思いました。検定の時の教官に、この中で1番くらいに上手いと褒められたのに、褒めるところのない運転をしてしまった、恥ずかしい。まだまだこれからだし、そのこれからが大変なんだろうなと身にしみました。

でもその、ことあるごとに感じた恐怖は、運転するにあたってかなり重要だとも思います。運転することに恐怖を覚えなくなったら、自分勝手な運転になったり、場合によっては事故を起こしたりしてしまうかもしれません。百歩譲って自分の車だけが傷つく事故ならまだしも、物損事故や人身事故なんて、たとえ自車が悪くないとしても取り返しのつかないことになってしまいます。だから、恐怖を乗り越えて運転するというより、恐怖を常に片手に携えて運転しよう、と思いました。決意ブログ。怖いと思う気持ちが薄れてしまわないようにブログにしました。啓発ではないです、笑

 

書きたいことが少し溜まってきている!怠けずに更新していきたいと思います。まとまりが全然よくないけど、終わります!以上!