インスタ映え

インスタ映え、もはや今年の流行語大賞の有力候補のひとつでしょうね。インスタ映えとは、SNS系アプリのInstagramでいいねをたくさん稼げるようなかわいらしい、あるいはおしゃれな写真を撮り、フィルターを付けたり加工したりしたのち画像をアップするための、まあそういう被写体のことだろうと認識しています。勝手に。多分そういうことですよね。ようするにInstagramで映えるものってことですよね。読んで字のごとく。うむ。

私はInstagramをやっていないし、多分今後もやることはないと思います。だからちょっとしたネタ心から「インスタ映え」と口にすることはあっても、実際にインスタ映えするものを撮ったり、それをアップするなんてことはありません。アプリがないから。で、そういうインスタ映えを求めてインスタを中心に生活する、主に若い私たち世代の人々のことを理解するのは私にとっては少し難しいけど、決して悪いことではないと思うんですよ。なんかこう、そういうことして何が楽しいの?と思う大人や、そんなことが何になるの?と馬鹿にする大人(同じ世代の人もかもですけど)をツイッターやテレビ番組で見かけることがあるんですけど、人には人の楽しみ方ってあると思うし、そういう馬鹿にするような発言は非常に失礼なことだと思います。だって別に迷惑かけてないし。考え方が違うだけの話でしょ?と思う。それに、案外社会にとってもいいことなのではないかとも思っています。インスタ映えするキラキラしたもの(景色ではなくて主に食べ物系のことを言っています)って結構いいお値段すると思うんですけど、それを撮ってインスタにあげるためにインスタグラマー(こう呼んでいいのか)はわざわざそのお金を払っている。それでインスタにアップされて、いいなと思った人がまたそのお店に行ってキラキラしたものを撮るためのお金を払う。個人的には、これで少しでも経済が回っていると考えたら、何のためになるの?みたいな意見は出なくていいと思うんですよ。高校の政経の先生が、経済の回りが良くないのは、お金を持っているはずのお年寄りがお金を貯めて使わないことと、それによって若い世代が貧乏だから余計にお金を使えないからだ、だから停滞するんだよ的なことを言っていたのを思い出すと、今若い世代がそういうところにお金を使うのはむしろいいことなんじゃないかなと思います。

あと、ちょっとインスタグラマーを馬鹿にするような発言をするような人に対して、あるイラストレーターの方が、ツイッターでそういうことしか言えない人はキラキラしているのが羨ましいからでしょ、変な嫉妬から楽しいことができないなんてかわいそうみたいなことを言っていたんですけど、私はそれも別にそうではないと思っています。かくいう私も、少し前まではインスタグラマーの人たち何なの?と思っていた側でしたが、羨ましいとかそういう気持ちはなかったです。そういう楽しみ方が私にはわからなくて、インスタを中心に生活して、常にインスタに支配されているように見える人たちに少し怯えていただけなんです。でも今は先述の通り、その人たちにはその人たちの楽しみ方があって、それを実践しているんだから素晴らしいじゃないかとすら思っています。むしろ過度にインスタを取り上げるメディアの方が煙たくなっています。笑

それと、この件もそうだし、他にも事例はあるけど、私「イマドキの若者」とか「イマドキのJK(もうJKではないけど)」とかって勝手に一括りにされるのがめっちゃ嫌いなんですよね。全員が全員インスタやってると思うな!全員が全員スタバの新作飲みに行ってると思うな!と思ってしまいます。だから平日のお昼時にやっているような、イマドキの〇〇と題して街ロケする安いバラエティのコーナーがあんまり好きじゃありません。〇〇には当てはまってるんだけど、そんな雑多な「みんな」と一緒にしないでくれ〜〜苦しい〜〜〜となってしまいます。未熟ですね、ハイ。

長々と書いてしまった!インスタから見る色々でした。以上!