博多・長崎旅行記2

 

 2日目(1日目はこちら→博多・長崎旅行記1 - Re:無題)。

 1日目の夜になんだかんだホテルで映画を見たり外をぶらついたりしたので、2日目の朝は旅行にしてはゆっくりであった。8時頃に起床。バイキングでたらふく朝食を食べて、そこで明太子欲も消化して(おいしかった)、チェックアウトギリギリの12時前にホテルを出た。

 博多駅でお土産を見て、お弁当を買って、14時前に博多を出発した。長崎駅まで特急かもめ号に乗ったのだけど、振り子式のかもめ号はカーブでもスピードを落とさず走れる代わりにものすごく揺れた。揺れすぎて酔ったし、何よりお弁当を食べている場合ではなかった。朝にたくさんご飯を食べたのと揺れていてお弁当を食べるのにすごく神経を使うのとで途中でギブアップしてしまい、とりあえず着いてからおちついて食べることにした。一にも二にも電車が揺れるので景色を見るのもそこそこに眠ってしまった。それしか手段がなかったのが少し残念である。

 約2時間の移動を経て長崎駅に着くと荷物をロッカーに預け、駅にあるショッピングモールのフードコートでお弁当の残りを食べた。そのあとは長崎駅周辺を散策することにした。晩御飯は旅館で食べることになっていたので、それまでの時間を使うにはそれくらいのことがちょうどよかった。坂の町と言われるだけあって、長崎の町は急な坂ばかりだった。急勾配に駐車してある車を見てとても心配になったりした。坂ダッシュもしてみたりして、なかなか面白かった。綺麗で目を引く教会や風情ある寺院も見た。ちょっと曇ってたんだなあ。

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 町ぶらのあとは長崎駅から旅館までバスに乗って向かった。写真を撮り忘れたのが本当に悔やまれるけど、まーーーあすごい坂道だった。泊まった旅館が山の上にあったので、うねうねした道を大きなバスが上っていくのがなんだかすごく面白かった。運転手さんすごいなあと感心した道のりだった。

 泊まったお部屋はなんと旅館の最上階角部屋。言い忘れていたが1泊目も最上階だった。ツイてる。角部屋と言ってもスイートとは反対側だったけど、それでもすごく嬉しかった。街並みが一望できて素晴らしかった。晩御飯は部屋食で、のんびり会席料理をいただいた。とてもおいしくて幸せだった。客室係のお姉さんが(といっても私と同い年だったのだけど)ものすごくコミュ力のある面白い方で、印象がめちゃくちゃ良かった。

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 晩御飯のあと、稲佐山に夜景を見に行った。旅館からバスに乗ろうと思っていたのだけど、時間を見間違えていたのでバスに乗れず、駅まで歩くことにした。たいそうな標高にある旅館だったけど、直線で行くと駅まではまあまあ近かった。階段を何段も降りたわけだけど、そんなに整備されていたわけじゃないから夜に歩くのは結構怖かった。駅から稲佐山に向かう送迎バスに乗り、ロープウェイに乗り、雨が降り出す中展望台へ行き夜景を見た。長崎の夜景は香港、モナコとともに世界新三大夜景になっているらしいが、それはそれは美しかった。地上の銀河とも呼ばれているらしい。その異名がぴったりな眺めだった。坂の町なので明かりの場所がまちまちで、立体的な夜景だった。写真ではあまり伝わらないかもしれないので行ったことのない人はぜひ行ってほしい。

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 帰りは駅まではロープウェイとバスで、駅からはタクシーを使って旅館へ帰った。

 ところで私は旅館の、「宿泊者が出かけている時に布団を敷いといてくれるシステム」がめちゃくちゃ好きで、この日も綺麗にお布団が敷かれていてうきうきした。前日夜更かししていたし、この日も移動で疲れていたので割とすぐに気持ちいいお布団で寝た。

 

 以上が2日目のおおまかな行動と感想である。移動が多くの時間を占めていたけど、1番楽しみにしていた部屋での会席料理や、綺麗な夜景を見られて1日目同様たいへん満足した1日だった。あの旅館にはぜひまた泊まりたい。3に続きます。